私に愛を教えてよ
「んー。内緒」
結局1,000枚ほど出たメダルは使い切れず、メダルバンクに預けることにした。
1人で帰れるのに、彼は家まで送ると言って折れそうにないから渋々受け入れる。
「そういえば琉依ちゃんって音楽係なの?」
「そうだけど…何で知ってるの?」
「職員室で中村先生と話してるの見えた。」
「あー。明日1限目から音楽だからさ。」
「春休み明けって掃除頼まれるんじゃない?」
「そう。明日早く学校行かないと〜」
「俺も明日生徒会朝イチ。だから迎えに行っていい?」