私に愛を教えてよ





「琉依ちゃんがどんな子か知らずに好きになった。でもそれは顔がタイプとか、勝手にイメージ作り上げてたとか、そんな軽い気持ちじゃない。」


「じゃあ、なんなの………」


「琉依ちゃんなら、何でもいいんだよ。」


「なん…でも………」


「うん。琉依ちゃんがどんな子でも好きだと思ったから、俺は──────」


「もう、いい!分かった!それ以上、言わなくていいから…。」





こんな甘い雰囲気……無理無理!!!


早く逃げ出したいのに身体が言うことを聞かない。なんでいつも彼のペースに巻き込まれちゃうかな…。


すると、彼は俯いてる私の顔を覗き込む。




「俺のせいで困ってる琉依ちゃんも可愛い。」




< 44 / 143 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop