私に愛を教えてよ
「琉依ちゃんがどんな子か知らずに好きになった。でもそれは顔がタイプとか、勝手にイメージ作り上げてたとか、そんな軽い気持ちじゃない。」
「じゃあ、なんなの………」
「琉依ちゃんなら、何でもいいんだよ。」
「なん…でも………」
「うん。琉依ちゃんがどんな子でも好きだと思ったから、俺は──────」
「もう、いい!分かった!それ以上、言わなくていいから…。」
こんな甘い雰囲気……無理無理!!!
早く逃げ出したいのに身体が言うことを聞かない。なんでいつも彼のペースに巻き込まれちゃうかな…。
すると、彼は俯いてる私の顔を覗き込む。
「俺のせいで困ってる琉依ちゃんも可愛い。」