私に愛を教えてよ
ホームルームが終わり、午前の授業が始まる。
今日は莉央、悠真、李久の4人で食べることになった。久しぶりだから何気に楽しみ。
あーこの感じ。
この数日間色々ありすぎて忘れかけてた。
そうそう、そうだよ!これこれ!
私の高校生活ってこんな感じだったよ!
お待ちかねの昼放課、私達は教室で悠真を待っているけど、3組の授業が長引いてるらしい。
すると突然、莉央がドアの方を見て大声を出す。
「ねぇ!?琉依、来たよ!?」
「やっと来た………って、なんで………。」
「琉依、生徒会長さんと知り合いなの?」
李久の質問に答える余裕はなかった。
瞬きも忘れてドアの前に立っている彼から目が離せない。