アタシはヒミコ
アタシ(イヨ)は二神山にいた。

輪状に据えた十二の石柱の中心に座している。

雨雲に隠れた太陽が正に南中しようとした時、

突然に稲妻の強烈な光と共に物凄い雷鳴が轟いた。

ひぃえー怖いよー

と思った刹那、前方の一つの石柱が真っ二つに割れていた。

その衝撃を受け、アタシは失神して倒れた。

だが、意識を失う瞬間、神の意志が頭の中心を占めたのが分かった。



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