23時のミャーの大冒険
「あー、ごめん。俺が悪かった、言いすぎた。ミャー一緒に探してやるから、泣き止めよ」
「……ひっく……ミャーどこにいるんだろ」
妊娠中ということもあるが、最近の美弥はやたら些細な事で泣くことが多い。
(元から泣き虫だけど……マタニティブルーとかいうやつか?てゆうか俺はミャーより下?ってことないよな)
俺は美弥をそっと抱きしめると、もう一度ミャーの寝床を見ながら小さくため息を吐き出した。
(厄介なことになったな)
「颯。ミャー、まさかこの家にいるの嫌なのかな……元々野良猫ちゃんだし……よく考えたら最近食欲もなかったし、なんかソワソワしてるし。あ!もしかしてご飯が口に合わないのかな?」
「は?わざわざ海外から取り寄せした超高級キャットフードだぞ!おまけに、かつおぶしかけたり、ささみふりかけかけてやったり飽きないように味変までしてやってんのにさ、そんなセレブ飯食ってるの日本の猫でミャーくらいだろっ」
「うーん……じゃあ、それかすこし前に颯が買ってきた赤い首輪が嫌とか?」
「……ひっく……ミャーどこにいるんだろ」
妊娠中ということもあるが、最近の美弥はやたら些細な事で泣くことが多い。
(元から泣き虫だけど……マタニティブルーとかいうやつか?てゆうか俺はミャーより下?ってことないよな)
俺は美弥をそっと抱きしめると、もう一度ミャーの寝床を見ながら小さくため息を吐き出した。
(厄介なことになったな)
「颯。ミャー、まさかこの家にいるの嫌なのかな……元々野良猫ちゃんだし……よく考えたら最近食欲もなかったし、なんかソワソワしてるし。あ!もしかしてご飯が口に合わないのかな?」
「は?わざわざ海外から取り寄せした超高級キャットフードだぞ!おまけに、かつおぶしかけたり、ささみふりかけかけてやったり飽きないように味変までしてやってんのにさ、そんなセレブ飯食ってるの日本の猫でミャーくらいだろっ」
「うーん……じゃあ、それかすこし前に颯が買ってきた赤い首輪が嫌とか?」