都市夢ーとしむー
その8/読めないハラ
ここでイズミは待機してる慎也に目を移した。
彼のサインは、”そのまま続行せよ”だった…。
「…郡司さん、あなた、ジュリと体の関係を持ったのね?ああ…、あなたの言う、彼女が強引にってことであっても、結果としては…」
「そうです。次は今週金曜日の夜9時に来ます。僕の体を犯しに来るんで。怖いけど、抵抗はできない。なされるがままです。でも、それでいいんです。ふふ‥、彼女に喜んでもらえれば嬉しいですから。彼女のPTではそれが自分の役目で、それを成し遂げれば上司である尊敬する影山さんに評価される。あの人が僕の成したことで何をどうするか、そんなのどうでもいいし」
「…」
ここである意味、結論は出ていたのだろう…。
イズミはもう一度、慎也の方を向き、ここで”終決”のシグナルで送った。
彼からのサインは”了解”だった。
さらに、ガンバレ、気をつけろと…。
...
「あのね…、郡司さん、よく聞いてね。あなた、ここでジュリから離れないと破滅するよ。捨て駒にされてるって、あなた。…私は影山ジュリと戦うわ。あなたも勇気を振り絞って、一緒に彼女を倒さない?あの人、ヤバイ力を使ってるわよ。まずは自分に負けないで!」
「…じゃあ清田さんは、ここまで彼女に”取憑かれてる”僕に、どうすればいいって言うんですか?」
「まずは金曜日、彼女が押しかけてきたら、きっぱりと拒否するのよ。そして、もうジュリにはついていけない。PTから外れるって宣言して」
「アハハハ…、あの彼女がそんこと認める訳ないですよ。甘いなあ、清田さんは。同期なのにあの女の恐ろしさを全く理解していないじゃん。仕事できても、それだけじゃあ、あの女には勝てないよ(薄笑)」
「戦い方次第よ。とりあえず現在のとことまでなら、会社のフレーム内での行動なのよ。然るべき場に引っぱりだせば、そこのフレーム上では勝てるわ。Jリードレン内で失脚させるのよ、あの女を。私には仲間もいるから、一緒に協力してあなたも救うよ」
「なら、金曜日夜9時半にオレの部屋へ来てよ。カギ開けとくから。そこで、あの女がオレの体を犯そうとしてるのを止めてくれ。それで、ヤツにごめんなさいと言わせてくださいよ!」
「いいわ!とにかく、しっかり目を覚ますのよ、郡司君。まずはあなたがね。金曜日、部屋には行く。そこであの女の企みを問いただして決着をつけてやるわ!」
郡司は頷いた。
とりあえず…。
最後は不自然さも幾分和らいでいたように、イズミには見えた…。
ここでイズミは待機してる慎也に目を移した。
彼のサインは、”そのまま続行せよ”だった…。
「…郡司さん、あなた、ジュリと体の関係を持ったのね?ああ…、あなたの言う、彼女が強引にってことであっても、結果としては…」
「そうです。次は今週金曜日の夜9時に来ます。僕の体を犯しに来るんで。怖いけど、抵抗はできない。なされるがままです。でも、それでいいんです。ふふ‥、彼女に喜んでもらえれば嬉しいですから。彼女のPTではそれが自分の役目で、それを成し遂げれば上司である尊敬する影山さんに評価される。あの人が僕の成したことで何をどうするか、そんなのどうでもいいし」
「…」
ここである意味、結論は出ていたのだろう…。
イズミはもう一度、慎也の方を向き、ここで”終決”のシグナルで送った。
彼からのサインは”了解”だった。
さらに、ガンバレ、気をつけろと…。
...
「あのね…、郡司さん、よく聞いてね。あなた、ここでジュリから離れないと破滅するよ。捨て駒にされてるって、あなた。…私は影山ジュリと戦うわ。あなたも勇気を振り絞って、一緒に彼女を倒さない?あの人、ヤバイ力を使ってるわよ。まずは自分に負けないで!」
「…じゃあ清田さんは、ここまで彼女に”取憑かれてる”僕に、どうすればいいって言うんですか?」
「まずは金曜日、彼女が押しかけてきたら、きっぱりと拒否するのよ。そして、もうジュリにはついていけない。PTから外れるって宣言して」
「アハハハ…、あの彼女がそんこと認める訳ないですよ。甘いなあ、清田さんは。同期なのにあの女の恐ろしさを全く理解していないじゃん。仕事できても、それだけじゃあ、あの女には勝てないよ(薄笑)」
「戦い方次第よ。とりあえず現在のとことまでなら、会社のフレーム内での行動なのよ。然るべき場に引っぱりだせば、そこのフレーム上では勝てるわ。Jリードレン内で失脚させるのよ、あの女を。私には仲間もいるから、一緒に協力してあなたも救うよ」
「なら、金曜日夜9時半にオレの部屋へ来てよ。カギ開けとくから。そこで、あの女がオレの体を犯そうとしてるのを止めてくれ。それで、ヤツにごめんなさいと言わせてくださいよ!」
「いいわ!とにかく、しっかり目を覚ますのよ、郡司君。まずはあなたがね。金曜日、部屋には行く。そこであの女の企みを問いただして決着をつけてやるわ!」
郡司は頷いた。
とりあえず…。
最後は不自然さも幾分和らいでいたように、イズミには見えた…。