堕落シンデレラは秘密に同居する。👠

 わたしは全身を震わせながらも、強火でグツグツご飯を煮る。
 すると、泡立ってきて吹き零れそうになったので、わたしは必死にご飯をおたまで掻き混ぜる。

「お~とろとろになってきたっ」
「も~この辺でいいか。吹き零れそうだしっ」

 そう言いながらわたしは、ぱっぱっと塩をお鍋の中に入れ、掻き混ぜておいた卵をボールからだぱーと入れると吹き零れが収まった。

「ふ、ふぅっ危なかった……こ……こんな感じかな……」

 わたしは火を止める。

 あとは上にかけるネギだけだな。

 まな板と包丁を適当に洗うと、
 冷蔵庫から出しておいたネギも適当に洗い、まな板の上にネギを置き、包丁を両手で持つ。

「と、とりゃあっ!」

 わたしはネギ目掛けて、包丁を下ろす。
 すぽーんと真っ二つに切れたネギ。
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