堕落シンデレラは秘密に同居する。👠
は~~~~~~~~!?!?
わたしは心の中で叫ぶ。
ちょっと、待ってっ!!
なんで、もう来てるの!?
『これからお母さん羽希の寮まで行くわね!
じゃ、また後でね』
からそんな時間経ってないと思うんだけど……!?
こうしちゃいられないっ!!
わたしは風呂に向かう。
そして、ポコポコポコポコポコッ!!!!
外から風呂の扉を小さく連打する。
「蓮翔っ……! 蓮翔っ……!」
わたしは小声で呼ぶもシャワー音で掻き消され、蓮翔には全く聞こえてない模様。
「羽希~~~~?」
呼ばれてるし、
うわあああん、どうしよ~!?!?
もう、これは開けるしかない!?
でもでもでもっ……!!!!
ガチャッ。
え?
玄関の扉が開く。
黒い服を着たお母さんが立っていた。