堕落シンデレラは秘密に同居する。👠

「――――堕楽校長、挨拶」

 1年1組全員が体育館に着き、
 1~3年の全6クラス(1クラスの人数はおおよそ20名程度)が揃った中、間もなくして教頭先生の一声で、堕楽校長の挨拶が始まった。

「え~~、暑い中、スクーリングに参加してくれた皆さん、ありがとう」
「スクーリングは4日間しかありませんが、是非とも同級生と友好関係を深めて下さい」
「以上で堕楽校長からの挨拶は終了です」

 そして、堕楽校長の短い挨拶が終わり、わたしと蓮翔は教室に戻って国語の授業を受ける。

 国語は2、3限連続で行われ、黒板には、『落窪(おちくぼ)物語』と白チョークで書かれている。

 2、3限が国語とか、ラッキー!!
 国語なら良いよね。

 わたしはノートを開き、シャペーンでつらつらと小説を書いていく。

 じぃ~~~~~。

 後ろからの視線が気になったけど、気にしない。
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