堕落シンデレラは秘密に同居する。👠

 そう思った瞬間、わたしの顔が、かああっと熱くなる。

「どうした?」

「なっ、なんでもないっ!!」

 わたしは立ち上がり、屋上の扉の前まで歩く。

 扉の窓から綺麗な青空が見える。

「綺麗っ」

 屋上入りたいなぁ。

 わたしは屋上の扉のノブを回してみる。
 でも、鍵がかかっていて開かない。

「無理だよ、屋上禁止されてるから」

「むぅ……屋上とか小説の参考になるかもって思ったのになぁ。残念……」
 わたしがそう言うと、バンッ! 

 突然、後ろから蓮翔が扉に手を突いて来た。

 !?!?!? 

「ちょ、蓮翔?」


「さすがにあんなん見せられて耐えれる訳ねぇだろ」

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