堕落シンデレラは秘密に同居する。👠

「え?」

 よく紙を見ると、A4用紙の紙いっぱいに名刺が印刷されていた。

 せっかく、名刺の枠作ったのに、バカかわたしはっ!!!!

「詰めが甘いね、羽希」

 蓮翔は爽やかに笑う。

「そういう蓮翔はどうなの? 名刺見せて」

「いいよ」

 蓮翔は名刺サイズの紙を見せる。

「……」

 完璧すぎてもう何も言えなかった。

 その後、わたしは刷り直し、小説を書いて4限の授業を終え…、
 蓮翔と昼ご飯を昨日と同じ屋上の前で食べた。

 でも、お弁当を一緒に食べるだけで済むはずもなく。

 昨日よりは、やや抑えめだったけど、
 うなじに甘いキス攻めをされ、

「れんっ……」

 と言った感じで昼休みは終了し、5限の美術の時間が美術室で始まった。
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