堕落シンデレラは秘密に同居する。👠
簡単にポンポンと打ち合いをするはずが、わたしがシャトルを取れないため、全く打ち合いにならない。
雛乃ちゃんに物凄い顔で睨まれるわたし。
「あんた、やる気あるの?」
「あっ、ありますっ!!」
口だけです。
本当は全くやる気ありません。
もう、ストレッチだけで疲れ果てました。
ああもうっ、帰りたああああいっ。
小説書きたあああいっ。
うわあああんっ。
「キャ~、蓮翔くぅ~~ん」
突然、女子達の歓声が上がり、
わたしと雛乃ちゃんは練習をやめ、蓮翔の方を見る。
蓮翔は爽やかな笑みを浮かべる。
「息荒いね」
「っ…」
「何? もう疲れて嫌になった?」
「じゃあ、やめる?」
「バドをやめるとは一言も言ってないだろっ!!」
「あ~、そうですかっ!」
蓮翔はシャトルを説斗君に打つ。
詩朗くんはシャトルを打ち返す。
物凄い速さで打ったり打ち返したりする2人。
まるで、プロのよう。