堕落シンデレラは秘密に同居する。👠
*
「羽希、大丈夫?」
蓮翔が声をかけてきた。
体育と帰りのHRが終わり、生徒達がぞろぞろと教室から出ていく中、
わたしは昨日と同じく、机の上にある鞄に顎を乗せ、ぐったりしていた。
「昨日より、辛そうだね」
「筋肉痛で動けない……」
「もう筋肉痛になったとか終わってるね、羽希……」
「羽希ちゃんっ!! 大丈夫か!?」
詩朗くんが話しかけてきた。
「なんでお前が来るんだよ?」
蓮翔が小声で言う。
「来たっていいだろ。蓮翔に拒否権はない」
「は?」
「羽希ちゃんが元気だったら、図書室で小説のこととか話そうと思ってたんだけど、無理だね……」
小説……!?
わたしは顔をバッと上げる。
「行くっ!!」
「行くのかよ、筋肉痛はどこへ……」
蓮翔がボソッと言う。
「でも羽希ちゃん、体調悪いんだろ?」
「無理しちゃ……」
「大丈夫っ! 図書室行こうっ!」
詩朗くんは蓮翔の顔を見る。
「少しだけならいいよ」
「蓮翔、ありがとう」
詩朗くんは優しく笑う。
「別に……」
「じゃあ羽希ちゃん、行こうか」
「うんっ!!」
わたしは3人で図書室に向かった。
「羽希、大丈夫?」
蓮翔が声をかけてきた。
体育と帰りのHRが終わり、生徒達がぞろぞろと教室から出ていく中、
わたしは昨日と同じく、机の上にある鞄に顎を乗せ、ぐったりしていた。
「昨日より、辛そうだね」
「筋肉痛で動けない……」
「もう筋肉痛になったとか終わってるね、羽希……」
「羽希ちゃんっ!! 大丈夫か!?」
詩朗くんが話しかけてきた。
「なんでお前が来るんだよ?」
蓮翔が小声で言う。
「来たっていいだろ。蓮翔に拒否権はない」
「は?」
「羽希ちゃんが元気だったら、図書室で小説のこととか話そうと思ってたんだけど、無理だね……」
小説……!?
わたしは顔をバッと上げる。
「行くっ!!」
「行くのかよ、筋肉痛はどこへ……」
蓮翔がボソッと言う。
「でも羽希ちゃん、体調悪いんだろ?」
「無理しちゃ……」
「大丈夫っ! 図書室行こうっ!」
詩朗くんは蓮翔の顔を見る。
「少しだけならいいよ」
「蓮翔、ありがとう」
詩朗くんは優しく笑う。
「別に……」
「じゃあ羽希ちゃん、行こうか」
「うんっ!!」
わたしは3人で図書室に向かった。