堕落シンデレラは秘密に同居する。👠
Darkness novel12✎ܚ結婚しねぇ。
*
「今日こそ、帰るんだよね?」
羽希の部屋を出てから7日目。白いシーツがかかった玩具箱の椅子に座って読書している詩朗が言った。
俺は詩朗の隣にあるソファーに寝頃込んでいた。
反対側には本棚があり、数え切れないほどの本が綺麗に並んでいる。
――――羽希と喧嘩別れをし、部屋を出た俺だったが、
行く当てもなく、その辺をブラブラしていると偶然、詩朗に会った。
俺は詩朗に事情をざっくりと話し、家に泊めてくれと頼んだところ、
詩朗の両親がちょうどワイハに旅行に行ったとのことで、
詩朗の家に泊めてもらうことになり、今に至る。
「どこに?」
「どこって自宅だよ」
詩朗には両親と俺と羽希で一軒家に住んでると話してるから、ややこしいな。
俺的に自宅っていうと、俺の両親と姉が住む家を指す訳で。
俺はふぅ、とため息をつく。
「ため息つくなよ」
「僕の両親、もうすぐ帰ってくるからそろそろさ」
「今日こそ、帰るんだよね?」
羽希の部屋を出てから7日目。白いシーツがかかった玩具箱の椅子に座って読書している詩朗が言った。
俺は詩朗の隣にあるソファーに寝頃込んでいた。
反対側には本棚があり、数え切れないほどの本が綺麗に並んでいる。
――――羽希と喧嘩別れをし、部屋を出た俺だったが、
行く当てもなく、その辺をブラブラしていると偶然、詩朗に会った。
俺は詩朗に事情をざっくりと話し、家に泊めてくれと頼んだところ、
詩朗の両親がちょうどワイハに旅行に行ったとのことで、
詩朗の家に泊めてもらうことになり、今に至る。
「どこに?」
「どこって自宅だよ」
詩朗には両親と俺と羽希で一軒家に住んでると話してるから、ややこしいな。
俺的に自宅っていうと、俺の両親と姉が住む家を指す訳で。
俺はふぅ、とため息をつく。
「ため息つくなよ」
「僕の両親、もうすぐ帰ってくるからそろそろさ」