堕落シンデレラは秘密に同居する。👠
「もういいわ」
俺はガタッと椅子から立ち上がる。
「ちょっと蓮翔、待ちなさいっ!」
父さんが母さんの右肩をぽんっと叩く。
「放っておけ」
「でもっ!」
俺はキッチンを出て、階段を上がっていく。
俺は母さんも父さんも大嫌いだ。
階段を上がると、俺は自分の部屋まで歩き、扉を開けて中に入る。
ベットにダイブする俺。
……羽希どうしてっかな。
また、カップ麺と水生活してるんかな。
なんでこんな、気になるんだろうな。
――――羽希ちゃんだっけ? その子のことはどう思ってるの?
ふと、姉さんの言葉が頭に浮かぶ。
俺は羽希のこと、どう思ってるんだろう?