堕落シンデレラは秘密に同居する。👠


 朝の7時を過ぎた頃。俺は寮に着き、部屋に向かう。

 鍵は開いていた。 

 バカっ。また、鍵閉め忘れて。

 俺は部屋の扉を勢いよく開ける。

「なんだこれっ……」

 散らばる空の大量ヌードル、紙屑、(ほこり)……。

 そんな中で、羽希がまるで子兎のように丸まって倒れていた。


「羽希っ!!!!」


 ついに死んだのか!?!?

 俺は羽希の元に走り、必死に体を起こす。

「おい、しっかりしろっ!」
 俺は羽希の体を支えながら叫ぶ。

「れん……と……?」

 生きてた!!!! 

 弱いのに、しぶといな……って、
 なんか、ヒューヒュー言ってるんだが……。

「そうだよ、俺だよっ!!」

「夢…………?」
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