堕落シンデレラは秘密に同居する。👠

 蓮翔は(ほこり)に気付く。

(ほこり)降って来た!」
「むりむりむりむり」
「イヤ~~~~!!!!」
「は、早くなんとかしてぇ~~」

「落ち着け。ただの(ほこり)じゃんか」
「てか、こんなゴミだらけなんだから、(ほこり)降って来てもおかしくないだろっ。片付けてこなかったお前が悪い」
 蓮翔は真顔で言う。

 うう。
 そうだけど、そうだけど……。

「仕方ねぇな。掃除機どこ?」

「この部屋のどっかにあると思う」

 蓮翔は、ふぅ、とため息をつく。

「どっかって、お前な……」

 蓮翔はわたしを離して、掃除機を探す。

「……あっ。ゴミ袋みっけ♪」

 蓮翔の目線を辿ると、ゴミ袋がテーブルの足に敷かれている。

 なぜ、そこにゴミ袋が……!?

「よっし、片付け再開しよっと♪」
 蓮翔はそう言うと、テーブルの足に敷かれているゴミ袋を引っ張って抜き、ゴミ袋を持つ。

「わ、わたしも手伝うっ!」
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