堕落シンデレラは秘密に同居する。👠

 蓮翔は掃除機をかけていき、玄関から居間まで、めちゃ綺麗になったのでした。

「ふぅ、綺麗になったな」

「蓮翔~~~~!!!!」

 わたしは勢いよく蓮翔に抱きつく。

「のわっ!?」

 ドサッ。
 わたし達はベットに倒れる。

「部屋綺麗にしてくれてありがとっ!」
「ほんとにありがとうっ!!」

「それはそれは、ど~いたしましてっ」
「てかお前、この状況分かってる?」

 え?

 わたしは蓮翔の体の上に乗っかっている。

「引きこもり粉被り」

「違うもんっ!」
「わたしはシンデレラで“小説家”だもんっ!!」

「は?」

「小説家なんだからぁ~~~~!!!!」

 蓮翔は、はぁ、と息を吐く。


「も~、うるせぇ。……黙れよ」

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