堕落シンデレラは秘密に同居する。👠

 蓮翔はわたしの腕を引っ張り、ちゅ、と唇を当てる。

 え?

 蓮翔はわたしのカッサカサの唇から自分の唇を離す。

「!?!?!?」

 ちょっと、待って。
 待って待って。
 今のキ……。

 ええええええ!?!?!?

 わたしの初チュー……。

 ええええええええ!?!?

「ん、悪くないかな」
「カッサカサだけど」

 蓮翔は爽やかな笑みを浮かべた。

 放心状態になるわたし。
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