堕落シンデレラは秘密に同居する。👠
Powder novel3✎ܚ行くことになるなんて。
「さてと、今から風呂入るぞ」
高校に行く決意をしたわたしに向かって蓮翔はさらりと言った。
ふ、風呂ですと!?!?
「な、なんで?」
「なんでってお前、そんなくっせぇままじゃ、ヤバいだろ」
はああああ!?
女子に向かって、くっせぇとはなんだ。
くっせぇとはっ。
「く、臭くないもんっ」
「じゃあ、自分の髪の毛の 臭い 嗅いでみろっ」
わたしは髪の毛先を持ち、くんくんと 臭い を嗅いでみる。
ふよふよふよ。
魂が一瞬抜け落ちた感覚に陥るわたし。
「ほらな。くっせぇだろ?」
「臭いです……」
人間とは思えない程の臭さです。