堕落シンデレラは秘密に同居する。👠
Powder novel5✎ܚ会うことになるなんて。
*
「だいぶまともになってきたな」
6月初めの夜。蓮翔がノーパソの前に座り、わたしの小説を見ながら言った。
蓮翔の隣に座るわたしの顔が、ぱあっと明るくなる。
「ほんとっ!?」
「ああ。俺に溺愛されたことばっか書いてあるけどな」
「なっ……!?」
蓮翔は、ふ、と笑う。
「お前って、ほんと影響されやすいよな」
「うっ、うるさいっ……!!」
「この、『彼との愛おしい日々。』っていう小説、アイヒメに載せてもいいぞ」
「ほ、ほんとにっ!?」
「ああ」
わたし、やっと、アイヒメに載せられるレベルになったんだねっ!!
嬉しい~~!!
「てかさお前、高校行った日からウイッターで、コソコソ誰かと文字でやり取りしてるだろ」
ギクッ。
「誰だよ?」
「えっと……」
蓮翔は、クワッ! と顔を近づけてくる。
「吐け」
「えっとね、アイヒメで書いてる2人の女子と会話してるの」
「2人とリレー小説も書いてたりしてて……」
「ふーん」
ふーんって……。
「リレー小説見せてみろよ」
「うん、じゃあ、一部だけ」
わたしはノーパソのマウスを操作し、堕落シンデレラのウイッターのページに飛ぶ。
蓮翔はリレー小説を読み始める。
「だいぶまともになってきたな」
6月初めの夜。蓮翔がノーパソの前に座り、わたしの小説を見ながら言った。
蓮翔の隣に座るわたしの顔が、ぱあっと明るくなる。
「ほんとっ!?」
「ああ。俺に溺愛されたことばっか書いてあるけどな」
「なっ……!?」
蓮翔は、ふ、と笑う。
「お前って、ほんと影響されやすいよな」
「うっ、うるさいっ……!!」
「この、『彼との愛おしい日々。』っていう小説、アイヒメに載せてもいいぞ」
「ほ、ほんとにっ!?」
「ああ」
わたし、やっと、アイヒメに載せられるレベルになったんだねっ!!
嬉しい~~!!
「てかさお前、高校行った日からウイッターで、コソコソ誰かと文字でやり取りしてるだろ」
ギクッ。
「誰だよ?」
「えっと……」
蓮翔は、クワッ! と顔を近づけてくる。
「吐け」
「えっとね、アイヒメで書いてる2人の女子と会話してるの」
「2人とリレー小説も書いてたりしてて……」
「ふーん」
ふーんって……。
「リレー小説見せてみろよ」
「うん、じゃあ、一部だけ」
わたしはノーパソのマウスを操作し、堕落シンデレラのウイッターのページに飛ぶ。
蓮翔はリレー小説を読み始める。