堕落シンデレラは秘密に同居する。👠

「あたいって……」

 蓮翔はふぅ、とため息をつく。

「な、何よっ!?」

「最後で全部、台無しにしてるな」

「はあっ!?」

「もう、リレー小説書くな」

 な、何よ~~!!
 蓮翔のばかあああああっ!!!!

「その、頬膨らませた顔、やめろ」

「蓮翔が怒らせるからでしょ!?」

「は?」

「と、とにかくっ、2人共、住んでるとこ近くてね」
「いつか2人に会えたらいいなって思ってるんだよね」

 蓮翔の顔が強張る。


「絶対、会うな」


「な、なんでっ!?」

「いい奴とは限らねぇだろっ!」
 蓮翔は怒り口調で言う。

「そ、そんなことないもんっ!」

「お前は、ほんっと甘いなっ!!」

 わたしは、バッ! と立ち上がる。

「もういいっ! お風呂入ってくるっ!!」

「あっそ。入ってくれば?」

 わたしはベットの上に置いてある新しい下着とタオルを手に取り、お風呂場に向かう。

 ムカツクッ! 
 2人のこと、なんにも知らないくせにっ!!

 わたしの大切な友達なのにっ!!
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