堕落シンデレラは秘密に同居する。👠

 えっ……!?!?

『なんで知ってるの?』

『知りたい?』
『なら来なよ』

『……分かった』

 わたしはパジャマから制服に着替え、部屋を出た。



 そして、10分後。わたしは堕楽高校に着いた。

 正門前のオレンジ色をした階段を上がると、
 飛び出た屋根の下にある自動扉の前に長い栗色のパーマの髪をゴムで2つに結んでいる女子が腕を組んで立っていた。

 あれ? 
 どこかで見た気が……。

 女子はわたしをチラッと見ると、プイッと顔を背ける。

「初めまして、堕落シンデレラ」

 感じ悪いな……。

「は、初めまして、小鹿ちゃん……」

「ここじゃなんだから行こ」

 小鹿ちゃんにグイッと腕を引っ張られ、
 正門前にある駐車場の木が生い茂った暗がりの場所まで連れて行かれるわたし。
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