堕落シンデレラは秘密に同居する。👠
俺はパソコンの前に座り、マウスを動かす。
すると、パッと画面が明るくなり、
ウイッターのダイレクトメッセージの画面が表示される。
普通、こういうの、消しとくだろ。
アホで良かったわ。
俺は羽希と小鹿のやりとりを上から順に読んでいく。
怒りで俺の手が震える。
「なんだよ、コレ……」
俺はバッ! と立ち上がる。
「あんの、バカッ!!!!」
ダッ!!
俺は走って部屋を出た。
*
そして、10分もかからない内に堕楽高校に着いた俺は、
オレンジ色の階段を上り、飛び出た屋根の下にある自動扉の前に立ってみる。
開かない自動扉。
さすがにこの時間は校内には入れないよな。
だとすると、やっぱ、外にいる可能性が高いか。
俺は階段を降り、前の駐車場の方を探す。
すると、駐車場の木陰の薄暗いところから声が聞こえてきた。
耳を澄ます俺。