堕落シンデレラは秘密に同居する。👠

「ウイッターではさ、文才あるよね、羨ましいって書いたけど」
「ぜ~~~んぶ嘘だからっ!!」
「ぶっちゃけ、あんたの小説なんて、良いって思ったこと1度もないしっ!!」

「えっ……」

「あんたの小説読んだけどさぁ、ほんっっと、たいしたことないよね」
「よくもあんなへったくそな文章でリレー小説書けたよね~!」
「マジウケるしっ!」

「あっ……」

「こっっんな幼稚な文章しか書けないのに」
「小説家目指してるとか、ほんっっと笑える~!!」


「それは、聞き捨てならねぇな」


 俺はそう言って、2人の前に姿を現す。

 羽希はアスファルトの上に倒れ、シカトが俺をびっくりした顔で見る。

「蓮翔っ!!」

 高校に登校した日、帰り際に鹿音に会ったが、
 羽希の名前呼んでたしなんか変だなって思ってたけど、やっぱ、こいつだったか。

 俺はシカトを睨みつける。
「鹿音、お前、どういうつもりだよ?」

「こ、こいつが蓮翔にべったりしてるからっ!」

 俺はスラックスのポケットに右手を突っ込む。


「言っとくけど、こいつの小説(けな)していいの、俺だけだから」

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