ぬいぐるみのぼくは、ずっと片想い
片想い
ぼくは、一人じゃないとわかりました。
お母さんがいつも見守っています。
お父さんのおかげで今、この教室にいます。
そして、
彼女もまだぼくのことを覚えています。
だから、ここにいようと思います。
さっきお母さんに言いかけた、
その続きを窓の外に向かって、
ぼくは言い直しました。
「そして……」
「教室のとびらが開いて、その向こうに彼女が立っている姿を見たいのです」
いつまでも、
片想いのできる相手に出会えた、
ぼくはやっぱり幸せなぬいぐるみ、
でした。
お母さんがいつも見守っています。
お父さんのおかげで今、この教室にいます。
そして、
彼女もまだぼくのことを覚えています。
だから、ここにいようと思います。
さっきお母さんに言いかけた、
その続きを窓の外に向かって、
ぼくは言い直しました。
「そして……」
「教室のとびらが開いて、その向こうに彼女が立っている姿を見たいのです」
いつまでも、
片想いのできる相手に出会えた、
ぼくはやっぱり幸せなぬいぐるみ、
でした。