天才ドクターは懐妊花嫁を滴る溺愛で抱き囲う
いつの間にか互いの服はベッドの下に追いやられ、素肌を合わせ、彼を受け入れた。
破瓜の痛みは一瞬で、それ以上の快感を与えられ、感覚が上書きされていく。
何度も名前を呼ばれ、そのたびに心が震え、芽吹いた感情が大きく育っていく気がした。
その感情に名前をつけるより、今は彼から与えられる熱情に身を委ねてみたい。
羽海はぎゅっと目を瞑り、自分に覆いかぶさっている身体にしがみつく。すると、より強く抱きしめ返され、幸福感で胸がいっぱいになる。
たくさんの初めての感覚に酔いしれ、互いの体温を分け合いながら長い夜は更けていった。