テディベアに生け贄を
そういう逢坂も多分人のことは言えない。
「次はどうすんの」
ほら、そうやってすぐ悲しんでたとこから切り替えるとこ、否、多分最初から悲しんでなんかいなかった、この男は。
こうゆうことを平気でするとこ、俺よりも案外残酷。
「んー、次はすぐ死ななくて、飽きないのがいいから人間にしよっかな」
「へー」
そう答えると、興味の内容な返事を返された。
「あ、それならさ初登校、してみなよ」
急に思いついたような表情をして、見ていたスマホから顔を上げた。
「ああ、言われなくても、そのつもり」