テディベアに生け贄を
でも、そんな話は柊花ちゃんはあんま興味を持たなかったのか、
昨日ね、たろちゃんがねー、なんて柊花ちゃんの愛犬について話し始めている。
そんな柊花ちゃんを見てると、心の底から好きになれるものがある彼女が羨ましかったのか、
いつの間にかいいなぁ、なんてこぼしていたらしく、ん?なんかいった?なんて柊花ちゃんに聞かれてしまった。
うんん、なんでもないよー、なんて柊花ちゃんに返すとまた、柊花ちゃんの愛犬のたろちゃんのお話が始まった。
そんな柊花ちゃんの話もちゃんと聞かずに、私も、なにか好きになれるものないかなー、少女漫画みたいに夢中になれる人が突然現れてくれたりいいのになー
なんて思っている私は、たぶん結構お姫様思考。