あの花の名前は

同居!!?


「「「「「芹、とりあえず一から全部話して」」」」」


「はい…。」



朝、蘭と麻がサプライズ、と言って家に来たこと。

その時に、2人を静かにして、と言って家にあげた事。

蓮くんが私の許婚で、今は私の彼氏であること。

だから蓮くんを、私の家に住まわせているのだということ。

桐とは幼なじみでよく家を行き来するから、合鍵があること。

蘭と麻とは、昔、私がフランスに家族で旅行に行った時に
知り合って、それからずっと、連絡を取りあっていたこと。

蕣に、階段から落ちたところを助けて貰ったこと。

蕣はさっき散歩の時に偶然会ったから連れてきたということ。



何から何まで、私は包み隠さず全てを、正直に話した。


みんなも静かに耳を傾けて私の話を聞いてくれた。


「これで以上です。…」


「芹、…何から何まで全部…教えてくれて、ありがとう。」

「蘭…。」

「はい、。いっぱい喋って疲れたろ?喉乾いたんじゃない?」

「桐…。」

「出会って間もない俺にも、色々話してくれて嬉しい。」

「蕣…。」

「だいじょぶか…?大人数で詰め寄ってごめんな…。」

「麻…。」

「全部…隠さず教えてくれて…ありがとう。」

「蓮くん…。」

「ううん!私だいじょぶだよ!心配してくれてありがと!
これからは、隠し事しないで、正直に、なんでも話す!」

「「「「「おう!!」」」」」


みんな…大好きだよ!!


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