あの花の名前は

―放課後―



「私たち、みーんなで、1番後ろ、独占しちゃったね〜!笑」



30分前…



「えー、それでは、今から皆さんには、席替えのくじを引いてもらいたいと思います。それでは、この列から順に引きに来てください。」


「やったー!!やっとじゃ〜ん」
「はぁ〜?マジかよ最悪〜、」
「え〜、この席結構好きだったんだけどな~…」



現在…



「みんなは結果、どーお?」

「俺は前とおんなじ、右後ろの角だったしちょー嬉しい!笑」

「なんで??」

「それは〜ねぇ?笑」

「「居眠りできるから!」」

「「っ!!…笑笑」」

「あっはは!!やったそれに尽きるよね〜笑笑」

「それな!マジで!やっぱり昔と変わってねぇな〜笑笑」

「「「「????」」」」

「あ〜ごめんごめん、置いてけぼりにしちゃってたね笑笑」

「あ〜俺たち、フランスで出会ったって言ったじゃん?
そん時さ、俺ら、毎日のように、同じとこ集合して、ずーっと!日が暮れるまで喋ってたんだよ笑笑」

「そうそう笑笑そんときに、小学校の話とか、いっぱいしてて、そんときに、お互い、居眠りしてるって話をしてさ笑」

「それを今でもお互い覚えてて、今も変わんないなって、笑」

「あーそゆこと笑」

「真面目に意味不だったわ笑」

「置いてけぼり笑笑」

「びびったわ笑」

「そんじゃ、帰ろっか!笑」



―帰宅…?―



「えっと…なんでみんな私んち?笑笑
てか、桐は自分ち帰んなよ?笑」

「いやー、てかさ。まずまず、蘭と麻も、家決めずに
帰国したのかよ。」

「「うん(頷く)…」」

「はぁ〜…、じゃぁ蕣は?」

「あの…、俺言ってなかったけど、実は俺も帰国子女。」

「「「「「はぁ〜??!」」」」」
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