あの花の名前は
「っえ!!??
えーー〜!!!!!」


「ちょっと!!なんでこんなことになってんの???」

「ほんっとにごめん!!!」


なんで今、こんな状況なのかと言うと…


「なんで蓮くんが私の部屋にいるわけ?しかもベッドに…」

「自分の部屋と間違えて…」

蓮くんの部屋は、私の部屋と隣同士なわけで、蓮くんはそれで間違えてしまったみたいだけど…

「はぁ…それをまさか、桐に見られてしまうなんて…」


「(ムカ〜💢)」


あぁ〜あ…

「怒ってる…よね?」

「あーもう!!だからあれほど言ったのに!!」

っと…


「だったらもう!俺ん家に来い!!」


「「へ??」」

桐は、これ以上私の家に蓮くんを泊める訳にはいけないから、
と俺の家に来いと言い出したのだ!

「ちょ、ちょっと待って、。本気で言ってるの??」

さすがにあれだけ嫌がっていた桐が折れるとは思えない…

「あぁ、本気だ。これ以上芹を危険な目に遭わせたくない。」

「…わ、かった、じゃあ、蓮くん。それでいいかな?」

「うん、仕方ないよ。こんなことしといて、心配しないわけないし。"友達"が怒るのも無理ないよ。」


「っ!!おい!!俺は芹の友達じゃねぇ!」


「えっ!!?」


「…幼なじみだ。」


「…あぁ、そうだったのか。それは失礼。てっきりただの友達だと勘違いしていたよ。本当に済まない。これからも仲良くして欲しい。」

「じゃあ、今日からよろしくね。桐。」

「おう。」

< 3 / 63 >

この作品をシェア

pagetop