あの花の名前は

―夓渼家―



「あ〜、嬉しいなぁ〜!芹に選んでもらえて!」

「俺も、すんげぇ嬉しい!」

「ちょっと来て〜、」

「「はーい」」

私が蘭と麻を選んだ理由。まず2人セットにすることは絶対。そして、桐は絶対自分ちにしてあげたかった。でも、そんな中知らない2人と一緒に寝るのは嫌だろう。、となった時点で、
私の中ではもうこれが決定したのだ。笑

「ここが蘭、そして、ここが麻の部屋ね。
間違えないでよ〜笑蓮くんは初め、間違えて私の部屋で一緒に寝ちゃったんだから!笑笑」

「おっけ、ありがとな、芹。いきなりだったのに…。」

「そうだよ~!それならそれで、言って欲しかったな〜。
そしたら色々準備しといたのに〜!」

「…俺の場合は、そうやって芹に気つかわせたくなかったから。、だから言わなかった。麻の理由は知らんけど。」

「俺は…、芹、頼まれると断れないだろ?だから、できるだけ俺、予約無しで借りれるとこ探したんだけど…、やっぱなくて、さ。だから、結果こうなっちまった。悪ぃ…。」

「2人とも…!」
ぎゅっ!!
「「!!」」

「私のことを思っての行動だったんだね!!ありがとう!
私、嬉しい!!2人とも!、大好き、!」

「「っ!!…はぁ〜…」」

「なんで俺らの気持ち、伝わんないのかな〜?笑」

「ほんっと、鈍感め、。」

「ん〜?なんか言ったぁ~?」

「べっつに~?笑」

「芹には知らなくていいこと。」

「え〜??何よ〜!…笑」

「よっし、じゃぁそろそろご飯にしよっか!」

「「はーい!」」

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