あの花の名前は
―翌日―
「っくしゅっっ!!」
実は…私、夓渼 芹は、先日、煇御 蘭と、、ヤッてしまった
のだ…。
なので、1晩中すっぽんぽんだったため、見事に風邪をひいた。
はぁ〜、、やってしまった…。
「ごめんね。蘭、。看病までしてもらっちゃって…。」
「うん、それはいいんだけど、さ。昨日のやつ。、…」
「っ!!、」
「してくれたってことは、俺の事好きだって、解釈でいい?」
「うーん…。あの、ね蘭、実際のとこ、私、蘭のこと、
好きなのかどうか、いまいちよく分かってないの…。
でもね、事実、私は蘭を受け入れた。それは、もしかしたら、その時気持ちが弱ってたから、人が恋しくなってたから、受け入れたのか。もしくは、蘭が好きだから。その2つだと思う。
でも今はまだわかんない。だから、待ってて欲しい。
とりあえず、蓮くんとは、今日限りで別れる。婚約も破棄。
こんな状態で付き合ってるのは蓮くんに失礼だから。その上で
改めて、蘭のこと、みんなのこと、しっかり考えたいと思う。」
「うん、ありがとう。芹がこんなにしっかり考えてくれてるとは思わなかった。ほんとに嬉しい。
まあとりあえず今は、先に風邪、なおそっか。」
「…はい。笑ありがとね。」
「うん、じゃ、行ってきます。」
「うん、行ってらっしゃい。」
「よし、蓮くんに、連絡しちゃおう。」
蓮くんへ。
蓮くん、私と別れて欲しいです。
ごめんね。いきなり。
こういうのは普通、直接会って言うべきだよね。
本当にごめんなさい。
なんでいきなりそんなこと言うの。、って思うよね。
理由、細かくは言えないんだけどね。
最近、蓮くんの私への対応に関して、
たまにモヤモヤすることがあるの。
それに、それも含め、気持ちがね、本当に、
蓮くんに向いているのか、わかんなくなっちゃった。
だからね、こんな状態で、蓮くんと付き合っているのは、
蓮くんに申し訳ないし、失礼だと思うの。
だから、本日をもって、私と別れてください。
蓮くんの両親にも言って、婚約は破棄してもらいました。
それでも、蓮くんが良かったら、私はこれからも、
蓮くんとは、幼なじみ、として、一緒にいたいと思ってます。
今までありがとう。
「送信っと…。」
これで、婚約者、及び彼氏としての蓮くんとはさようなら。