あの花の名前は
「それで…さ、俺、桐んち追い出されて…、。」

「だったらさー、私んち来ればいいじゃん!」

「え?いいの??!」

「もちろん!だってもう私たち、付き合ってるもん!」

元々、婚約者とはいえ、関わり無さすぎて、私からしたら、友達、くらいでしかなかったから、先日私のベッドに蓮くんがいた時はびっくりして怒っちゃったけど…もう、そんな心配は無用!

「また、前みたいなことになっちゃうかもだけど…?」

「そんなの大歓迎だよぉ〜!!なんなら一緒に寝ようよ!!」

「マジっ!!?おっしゃ!!じゃあ!今日からよろしくお願いします!」



―桐はと言うと―



「…なんで連絡来ねんだよぉ〜!!!

どういう状況なのかが全くわっかんねぇ…」

はぁ〜…やっぱ嫌だったかな〜…これからどうしよ〜!!





「よし!じゃあ、今日は、銭湯行こうよ!久しぶりに行きたくなっちゃった!」

「いいね!いこいこ!」

「じゃあ私こっちだから。また後でね!」

「うん!また後で!」



― ♨️ ―



「はぁ〜…気持ちよかったね〜!」

「そうだな~」

銭湯からの帰り道、2人並んで何気なく帰っていると、


「「「あっ!!」」」


「桐!!?どしたの、こんな時間に!」

「いや、…お前らこそ…。」

「あっそういえば、桐には言ってなかったね。あの後、…桐が蓮くんを追い出したあと、色々あって、改めて、私たち、正式に付き合うことになった!」

「はっ、?…」

やっぱり桐には1番に報告すべきだったよな~…。桐、怒ってるかな〜?

「怒っ、た?」

「はぁ!?なんでだよ。」

「桐に1番に報告しなかったから、?」

やっぱ怒ってんのかな?

「ごめんね?言うタイミングなくて…。」

「いいよ、そんなこと。仲良くやんな。」

「桐…✨ありがとう!!これからもよろしくね!大親友!」

「んん~っ!!!(複雑・不満)」
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