深夜1時、私達だけの物語を。
夢
大学生だった19歳のとき、同じ大学の21歳の彼に出会った。声も、顔も、仕草も、全てが愛おしいと思った。出会いの春って本当にあるんだと思った。
夏になり、彼ともそこそこ仲良くなった。頻繁に通話もするようになったし、お出かけもたまにするようになった。
そんなとき
「今度のお祭り一緒に行かない?」
と、誘ってくれた。私を誘ってくれたことが嬉しかった。浴衣だって着て、髪型も可愛くして、メイクもして、夢のようだと思った。楽しみで仕方がなくて、集合時間より随分早くに来たはずなのに、彼はもうそこに居た。私を見た彼は赤面で「かわいい、似合ってる。」と、言ってくれた。私の大好きなのおっとりした声だった。お互い照れながら歩いた。はぐれそうな私の手を引いた彼は、耳まで真っ赤にしていた。
その日の夜、離れたくない一心で、彼の家に転がり込んだ。浴衣だとあれでしょ、と言い、私に服を貸してきた。身長差が20cmもある私には随分ゆったりとした服だった。彼の匂いに包まれている。そう感じて、幸せでままならなかった。
夏になり、彼ともそこそこ仲良くなった。頻繁に通話もするようになったし、お出かけもたまにするようになった。
そんなとき
「今度のお祭り一緒に行かない?」
と、誘ってくれた。私を誘ってくれたことが嬉しかった。浴衣だって着て、髪型も可愛くして、メイクもして、夢のようだと思った。楽しみで仕方がなくて、集合時間より随分早くに来たはずなのに、彼はもうそこに居た。私を見た彼は赤面で「かわいい、似合ってる。」と、言ってくれた。私の大好きなのおっとりした声だった。お互い照れながら歩いた。はぐれそうな私の手を引いた彼は、耳まで真っ赤にしていた。
その日の夜、離れたくない一心で、彼の家に転がり込んだ。浴衣だとあれでしょ、と言い、私に服を貸してきた。身長差が20cmもある私には随分ゆったりとした服だった。彼の匂いに包まれている。そう感じて、幸せでままならなかった。