【さみ短】白く輝くハネと雪と…
☆ヒサ☆
目を開ければ白いシーツ、白い壁
どこかの病院の一室
手を握っているのは、微笑む君
あの頃と比べると大人っぽく、綺麗だった
「ねぇ、ヒサ。私の気持ちは変わらない。ずっと好きだったよ?」
「ありがとう。リカ。僕も…」
僕が言おうとする言葉を遮り、君は続けた
「ヒサ、もう休まないと…」
そう言われ、目を瞑れば意識が微睡む(マドロム)
「僕は…」
呟くと君の唇が僕の頬にあたる
「おやすみ、ヒサ」
その後、眠りについた
「ずっと見守っているから…。ずっと傍にいるから、忘れないで!」
そんな言葉を聞いた気がした