【さみ短】白く輝くハネと雪と…


~ヒサ~
僕は毎年初雪を見に行く


何かに導かれるように…


僕には失われた記憶があるようだ


僕の左の頬には痣がある


ハートから羽が生えた様な


そして、あの言葉はホントだと信じてる


「ずっと見守っているから…。ずっと傍にいるから、忘れないで!」


誰だったかは忘れた


でも、初雪が降る日


自然に足が進む


誰かに呼ばれてる気がして…


「ねぇ、ヒサ、雪が降ってきたよ」


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