Dreams come true


私は玄関で(しかもパジャマで)香織に謝った。



普通の家ならお母さんが起こしてくれるはずなのだ。



しかし、私のお母さんはお仕事で既に家にはいなかった。



お父さんは2年前に交通事故に遭い病院で寝たきり。



「そーだ。優、あんた制服自分で着替えられんの?」



香織は明らかに一人で支度したら間に合わないだろうと察してくれたのだろう。



「ムリ。・・・・です。  

 迷惑かけます;」



香織は明らかに嫌そうだったが(ごめん;)



「分かった。その代わり、制限時間30秒。よーい・・・」


「わかりゃしたぁぁー」



「ドン!」





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