双子の殺し屋は気分屋さん
「…ん、…ちゃん、お兄ちゃん!」

「ん、ルカ?お、お前ルカ…だよな?」

「うん、ルカだよ
でも気づいたら黒い羽根とかが付いてたんだ
夢かなって思ったけど妙にリアルだし」

「…はは
これじゃあ、ほんとに《悪魔》みたいじゃねー
か」

スタスタスタスタ……

「……2人いや3人か
ルカ気絶のフリするぞ
奇襲する」

「了解」

「くそ、まだ起きないのか
てか、この双子の悪魔ほんとに殺し屋なの
か?」

「あぁ、そうらしいぜ
まぁ、それが魔王様のご命令ならばしかなねぇ
からな丁重に扱えだとよ」


…魔王?もしかして俺たちをこんな姿にした奴か?
まだ分からないことだらけだな
多分見張りだろうがやはり人間じゃねぇな
目が3個付いていてガタイが良い奴らか
まぁ、そろそろ奇襲をかける頃合だろう
とりあえず、ルカにアイコンタクトするか
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