お馬鹿な君の世話係。
「……あ。」
「…なんだよ?」
「中に、凛いるの?」
俺が言った。
「いるんじゃね?
女の声がしたし。」
まじかよ。
ヤバいんじゃねぇの…?
「…けど、よく2人でいんじゃん。」
棗が言った。
「………は……?」
「昨日も、
凛の部屋に2人入って行ってたけど。
あの2人付き合ってんじゃねぇの?」
おいおいおい…。
「嘘だろっ?」
この俺が、失恋っ!?
ないないないっ…!!
俺は、首を振った。
「まぁ、わかんねぇけど。
真が言ってた。」
…真が言ってたのかよっ!
「…部屋戻る。」
俺はそう言って、自分の部屋に戻った。
ショックだ…。
凛は、もうアイツのものだったのか…。
ショック…ショック…ショックっ…!!