お馬鹿な君の世話係。
―――――――

――お前が悪いんだろ…!!


真……。

助けて。

助けて…助けて…。


真っ暗……。

私は、泣いていた。


やだ…。離してっ…!


いつも、うなされて。

あの思い出と…、戦っていた。


離して

はなして

ハナシテ


私が男を嫌いになった原因。


オトコハイヤダ

オトコハコワイ


――泣いて済むと思ってんのかよ?


触らないで。


――……何してたんだよっ!?


なんで、
こんな人を選んでしまったんだろう。


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