お馬鹿な君の世話係。
―――――――

「ねー、真君死んでるかもよっ!」

早音が言う。

「うん。
死んでればいいのに。」

俺が言った。

「隼人ひどっ!」

由貴が言う。

「俺は、どうせ酷い奴だよ。」

「…どうしたの隼人。」

翔が言った。


「早音が、
アメちゃんあげるから元気だしてー!」

「…そんなアメちゃんで、
解決できる問題じゃないんだよー。

俺の人生がかかってんのー。
あ…、一応、貰っとく。」

イライラな時は、甘いものだよ……。


「…おい。
返事ねぇから、ドアあけるぞ。」

そう言って、棗が鍵を出した。

「…やめとけって。
最中かもしれないだろー。」

俺が言った。

「…なに、考えてんの?」

翔が言う。

< 109 / 459 >

この作品をシェア

pagetop