お馬鹿な君の世話係。
「…ほっとけ。
俺、開けに行くから。」

棗が言った。

「…待てよ。
俺も行きますっ!」

俺が言う。

「…そうだと思った。」

翔が言った。


「早音が開けるー!」

「僕も開けたいっ!」

この2人は、本当うるさいな。

「俺が開けんのっ!貸しやがれっ!」

そう言って、鍵を奪った。


――ガチャ


「「…開いた…。」」

みんなが声を揃えて言う。

「…待てよ。
俺は、まだ心の準備…、」

俺が胸に手をあてて言った時。

「生きてますかっ!!」


――ガチャっ…、ドンっ…!!


「………お前ら、最悪。」


由貴と早音がドアをあけた。


「…凛、やっぱそれ好きだよなっ!」

真の声がする。


「ちっ…。生きてたか。」

俺が言った。

「隼人、怖い。」

由貴が言う。


「うん。好き。」

凛が言った。

おい、凛やめとけってっ!

「…俺も好きー。」

真……アイツ…。

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