お馬鹿な君の世話係。
―――――――

「だから、頂戴?」

真が言う。

「…ねぇ。
あたしの為に買ってきたんじゃないの?」

私が言った。

「…そうだけど…。
それ、上手いじゃんっ!」

真がお菓子を指差して言う。

半分以上、
君が食べてるような気がするんだけど。


そんな時、


――バン


「凛っ!
なんで、そんな奴…!!…て…、え…?」

いきなり、隼人が入ってきた。

「なんだよ。」

真が隼人を睨んで言った。

「………お菓子かよ…!!」

隼人が意味分からない事を言う。

「うん。これ、お菓子。」

真が言った。

「……なんだ、お菓子かー。
凛が、無事で良かった良かった。」

コイツは、私のなに…?


「…おい。
お前、なんで出なかったわけ?」

棗君が出てきて言った。


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