お馬鹿な君の世話係。
「わぁおっ。」

横で隼人が言う。

うるさいな…!


「…危ない…。」

真が言った。

「聞こえない。」



「…危ないっつってんのっ!!

お前、知らねぇのっ!?

親に凛と登下校しろって、
頼まれてんだけどっ!!」

真がキレた。


なんですか……。


「いつの話…?」

「……中2。」


いやいや……。


「…二年前………。」

私は、つい言ってしまった。

「なんだよ。」

真が膨れっ面で言う。

「……ごめんね。」

とりあえず、また謝った。

「…別に怒ってないけど。」

真が口を尖らせて言う。


いやいや…。

かなりキレてたよ……?

そこまで、言って怒ってないって…。

どこからが怒ってるに、入るんだよ。


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