お馬鹿な君の世話係。

でも、結局は
私のこと、考えてくれてたんだ。


「ありがと。」

私が言う。

「…ん。」

真が言った。


「はい、仲直りー!」

美波が言う。

「早く、昼飯食べたいし。」


「俺、何が何でも凛の隣に座るー♪」

隼人が手を挙げて言った。


ちょっと……。


「凛の隣は、俺なんですけど!」

真が言った。

「モテる女は、辛いね~。」

そう言って、
私の肩に手を置いてくる美波。


また、それですか……。


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