お馬鹿な君の世話係。
―――――――


「えっ…?
一緒の寮住んでるの?」

美波が言った。

「うん。そゆことー♪」

俺が笑って言う。

「……凛、大丈夫なわけっ!?」

美波が言った。

「…自分から入ってきたんだし。
知らねー。」

棗が言う。


全て話した。

凛が俺達の寮に入ってきた事。

凛は、男が苦手な事。

男が苦手なのを直すために、
入ってきた事。


なんで、
男が苦手になったか教えてくれない事。


あと、

「あいつは、特別だったからか。」

龍也が言った。


真だけは、大丈夫な事。


< 199 / 459 >

この作品をシェア

pagetop