お馬鹿な君の世話係。

「了解なりー!」

そう言って、
笑顔で階段を下りて行く優奈。


素直すぎます。


馬鹿なお兄ちゃんに騙されてるよー。


私が真を睨んでいると、


「ん?なんだよ。」

真が言う。

「別に。」

私が言った。


「つめたっ!」

「…冷たくないし。」

「あっ!分かったっ!」

なにが分かったんだよ…。




「凛もコーラ飲みたかったんだろ?」


真が笑って言った。





「は……?」


馬鹿にしてんのか、コイツ。


「……え?違った?」

真がキョトンとして、言う。

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