お馬鹿な君の世話係。
全く違うし。
私が黙っていると、
「大丈夫っ!
また、優奈にコップ
持ってきてもらえばいいだろ?」
真が言う。
…私は、そんな心配
ちっともしてないんですが。
優奈こき使うぐらいなら、
自分でコップぐらい取りに行きますよ。
まず、それ以前にここ私の家ですから。
「し、ん、にぃ~!!
あーけーて~!!」
優奈の声が
ドアの向こう側から聞こえる。
「ちゃんと持ってきたかー?」
そう言って、ドアを開ける。
「持って、きたっ!」
優奈が2リットルのコーラと
コップを重そうに持っていた。
酷いお兄ちゃんもったね……。